がんがんもんもん

がんがんもんもん

話したいことは山ほどあるけど

友達に彼氏ができた

タイトルの通り。一番親しい女友達が、一番親しい男友達と付き合い始めて、ここ数日精神がもうぐっちゃぐちゃになっている。

Vtuberとプリパラと、ワールドトリガー連載再開だけが生きる糧です。ワールドトリガー連載再開おめでとう。

本人たち含め、周りの知り合いからすごく心配されていて、まあもちろん心配に違わずぐちゃっとなったのだけど、そのぐちゃっとなりかたがみんなの心配してた嫉妬とか取られて寂しいとかそういう方向とは違っていて、じゃあ何なんだろうというのを考えた結果ドス黒い感情が出てきて対処ができないので、ちょっと聞いてほしい。

そもそも、私はその女友達に、どうしようもない劣等感を抱いている。

彼女は、嘘がつけなくて、優しくて、他人のために動けて、献身的だけれど信念はあって、がんばりやで、ちょっと毒があるけれどそれを言っても許される愛嬌があって、賢くて、立ち回りがうまくて、でも隙があって、可愛い。物語ならきっと、ヒロインに据えられるだろう。境遇も含めて、なにかのキャラクターみたいだ。
加えて、素の愛され力がすさまじい。同じ行動をしていても、好ましい人と好ましくない人がいる。彼女は好ましい側で、私はたぶん、普通だ。その差が何に起因しているのか、私にはわからなくて、だから他人からの無意識な「好ましいな」「なんかいいな」を手に入れられない。だってそんなの、天から与えられたもの次第だと思ってしまう。
彼女は本当にすごくすごく魅力的な子で、だからどこに行ってもうまくやれて、たくさん愛されている。みんなあの子を好きになる。私だって大好きだ。

でも、私は、そんなあの子が大好きなのと同時に嫌で嫌で仕方ないときがある。いつもじゃない。本当に。
私は人のいいところを探すのが得意で、一方自分のことが大嫌いだ。だからどんな人相手でも、その人のいいところを見て自分と比べて、でも私はこんなにできない、と思ってしまう。もちろん、私にできて相手に出来ないことがあるのは分かっている。わかっていても止まらない。
しかも、私とあの子は性格や思考が近くて、彼女から愛嬌と愛される要素を抜いたようなものが私なので、余計に、上位互換のように感じてしまう。あの子が愛されている話を聞くたびに、魅力的なところを1つ知るたびに、お前には「これ」がないだろうと突き付けられているような気持ちになって、どうしようもなく泣きたくなる。
素を出したら嫌われるという思いが強い。あの子が素でできることを、私は一生懸命取り繕って、どうにかうまくやろうとして、それでもできなくて、歪な姿を見せては失敗している。人に合わせて、合わせて、合わせた結果自分がよくわからなくなっている。私は本当は取り繕うことなんかしたくない。しないでも、あの子みたいに愛されたい。あの子みたいに特別にになりたい。

なのに、あの子は、私のことが大好きなのだ。
男友達が恋を自覚したとき、まずライバルとして浮かんだのは私だったという。彼らが二人で会っているときの三割くらいはあの子が私の話をしているらしい。真っ先に相談してくるのは私だし、いつだってそばにいたし、困ったときには助け合ってきた。実際、あの子の気持ちをより理解しているのは私のほうだという確信があるし、彼氏になったところであの子のなかのポジションが私より上になったなんて微塵も思わない。自信のない私が、根拠もなく自信を持てるくらい、あの子は私のことが大好きだ。

まっすぐに、普通に、大好きな気持ちを向けられて、私は、少し安心をする。
この間、二次創作小説書きの女から女への不明感情の匿名ブログがあった。あれは劣等感とも憧れとも嫌悪とも呼べない感情を抱いている相手に認知されていないことでの歪みみたいなものを綴っていて、もし愛されたならすっとするのだろうか、みたいなことが書かれていた。
実際に、劣等感を抱いている相手から愛を向けられると、ものすごく劣等感は和らぐ。それどころか、快楽がすごい。脳みそのバグかなにかだと思う。そばにいると苦しくなるけれど最後には救われて幸せな気持ちになるから、いつだってそばにいてしまう。彼女が私を頼ってくれたときの、少しの優越感と、ひどい自己嫌悪。
愛されて、安心する自分が嫌になる。

私の上位互換のような子と、一番親しくて素が出せる男友達が、付き合い始めた。彼のことを好きだったわけじゃない。だけど、やっぱり、ああ、そうだよなあ、と思ってしまう。あの子のほうが、私よりよっぽどいいもんなあ。そりゃ好きになるよなあ。
悲しかったのは、その男友達から相談がなかったことで、(男から女へは相談しづらいかもしれないけど)築いてきたつもりの信頼感が一方通行で、なかったような気になってしまった。
今になって思うと、彼が私を誘う先は、お酒を飲むとか、人混みのあるところとか、スポーツとか、彼女の苦手なことばかりで、私は代替だったのかなと思ってしまう。考えすぎなのは知ってる。でも、あの子が大丈夫ならあの子を誘ったんじゃないの?と感じずにいられない。彼は私のことを、大切で特別な友達だって言ってくれてるのに疑う自分が嫌になる。

距離を置くのがいいんじゃない?と友達からは言われた。正しいと思う。冷静なほうの私はそうするべきだと言っている。でも、私はあの子たちが大好きで、距離を置くなんてしたくない。違うかも。距離を置くなんて、劣等感に負けたような気がするから。一緒にいることで、私は大丈夫なんだって思いたい。

私が男だったら、こんな劣等感なんてなくて、普通にあの子のことを好きになれて、お互い特別で、普通に幸せになれたのかな。彼とも親友になれてさ、あの子の特別も、彼の特別も手に入れて。まあそうしたら彼の恋は残念ながら叶わないけど、いま幸せであの子の隣の席を手に入れたんだから私の空想の中でくらいいいじゃんか。

たとえば「付き合ってる」って言われたときに、悲しい、そんなのやだ、私を選んでよ、別れてよ、って言ってたらあの子はどうしてたんだろう。別れてくれたのかな。そうだったらいいのにな。でも私は、別れてよなんて思ってなくて、私の力で別れさせることができるんだって、そのくらいあのと子の中の私は大きいんだって、感じたいだけなのかもしれない。
あーあ。嫌になるなあ。